A place in the sun ♪ / Apr.07.2009
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2009年 04月 08日
まだ雪が残る山肌を縫うようにクルマを走らせ、峠を越える。
この長い、長い坂道を下り終えたら、お目当ての里川だ。
九十九折りの道を下るにつれ、道端の雪も少しずつ減ってきた。
フロントガラスに映る景色は冬から早春、そして春のものへと変わり
暖かな日差しが降り注ぐ、目的地の川原が見えてきた。
ようやく辿り着いた、里川の春。
今年の春は何気に忙しい。例年だと、週一の休みをすべて川に捧げるのだが
今年はなんだかんだと用事が入って、なかなか川に向かうことができないでいる。
ボクの中にある“釣りに行きたいメーター”はとっくに振り切れているのだけれど
思い通りに行けないこの状態が、ボクの釣熱をじりじりと上昇させる。
ようやく見つけた半日の時間。午後の出発だから、何処に行こうか?ちょっと迷う。
地元北陸の渓はユキシロが入っているところもあるし、蒲田までだとさすがに遠い。
思案に思案を重ね、取水区間のある里川に狙いを定めて、家を飛び出した。
川をひと通り見る前に、まずは川原に立ってみた。水温を計ってみると11.5℃・・。
想像以上に温んでいる。すぐに支度を整え、いつもの堰堤までクルマを進める。
水温の割に飛んでいる虫などは見られないが、コカゲロウのパターンを結んで
里川探検のスタートです。
昨年は良い流れを形成していた堰堤も、冬の間に少し様変わりしている。ヤマメが
好きそうな流れは消滅し、見た目以上に速く流れている。とりあえず、泡が巻いている
流れの際に一投・・。浮いている泡を巻くようにフライが流れたところで、出たっ。
サイズ以上に良いファイトをしてくれたのは、逞しい顔つきのイワナ。
現状把握のため、ストマックを採取してみると・・・、期待していたコカゲロウの姿はなく
シャックと数種のテレストリアル。う~ん・・・、どうしよう・・・。
今年の蒲田では、これまであまり得意ではなかったコカゲロウの釣りに手応えを
感じていた。フライパターンはもちろん、タックルやリーダーシステムなど、それらを
いま一度見直すことによって、これまで獲れなかったライズが少しだけ獲れるように
なった。そのやり方が別の川でも通用するのか?それがこの日のボクのテーマです。
昨秋に目をつけていた、護岸沿いのフラット。ここならきっとコカゲロウも出るはず。
そう信じてしばらく待ってみたものの、相変わらず水面は静かなまま。虫っ気も
イマイチ薄い感じです。午後からの出発だったので、時間的にもあまり余裕がなく
気持ちばかりが急きます。結局、そのフラットには手を付けず、さらに一段上の流れを
釣り上ることにしました。
水深もあり、水勢もある段々の流れ。追い風に乗せて投じたフライに、期待通りの
水飛沫が上がる。この川らしい、キレイなヤマメがネットに滑り込みました。
お目当てのヤマメを釣ってひと安心。こちらもストマックからは数種のニンフのみが
出てきました。
夕刻が迫るにつれ、ピーカンだった空に薄雲がかかり、期待は急上昇。けれど
スルーしたフラットを何度か覗いてみたけれど、相変わらず虫っ気もなく、シンとした
ままです。しばらく迷ってから、数度のライズを確認していた一段上の堰堤上の
フラットに向かいました。
向かった先では、小さなガガンボに景気良くライズするサカナと遊び、少し早めに
ロッドを仕舞いました。釣り上りではまぁまぁの結果だっただけに、最後まで虫っ気の
無さがクエスチョンだった、この日の里川。次は新緑のころ、また再び訪れてみよう。
きっとその頃には水面を忙しそうに飛び回る虫たちや、それを狙うおサカナたちで
渓は賑わっていると思うから・・。
この長い、長い坂道を下り終えたら、お目当ての里川だ。
九十九折りの道を下るにつれ、道端の雪も少しずつ減ってきた。
フロントガラスに映る景色は冬から早春、そして春のものへと変わり
暖かな日差しが降り注ぐ、目的地の川原が見えてきた。
ようやく辿り着いた、里川の春。
今年の春は何気に忙しい。例年だと、週一の休みをすべて川に捧げるのだが
今年はなんだかんだと用事が入って、なかなか川に向かうことができないでいる。
ボクの中にある“釣りに行きたいメーター”はとっくに振り切れているのだけれど
思い通りに行けないこの状態が、ボクの釣熱をじりじりと上昇させる。
ようやく見つけた半日の時間。午後の出発だから、何処に行こうか?ちょっと迷う。
地元北陸の渓はユキシロが入っているところもあるし、蒲田までだとさすがに遠い。
思案に思案を重ね、取水区間のある里川に狙いを定めて、家を飛び出した。
川をひと通り見る前に、まずは川原に立ってみた。水温を計ってみると11.5℃・・。
想像以上に温んでいる。すぐに支度を整え、いつもの堰堤までクルマを進める。
水温の割に飛んでいる虫などは見られないが、コカゲロウのパターンを結んで
里川探検のスタートです。
昨年は良い流れを形成していた堰堤も、冬の間に少し様変わりしている。ヤマメが
好きそうな流れは消滅し、見た目以上に速く流れている。とりあえず、泡が巻いている
流れの際に一投・・。浮いている泡を巻くようにフライが流れたところで、出たっ。
サイズ以上に良いファイトをしてくれたのは、逞しい顔つきのイワナ。
現状把握のため、ストマックを採取してみると・・・、期待していたコカゲロウの姿はなく
シャックと数種のテレストリアル。う~ん・・・、どうしよう・・・。
今年の蒲田では、これまであまり得意ではなかったコカゲロウの釣りに手応えを
感じていた。フライパターンはもちろん、タックルやリーダーシステムなど、それらを
いま一度見直すことによって、これまで獲れなかったライズが少しだけ獲れるように
なった。そのやり方が別の川でも通用するのか?それがこの日のボクのテーマです。
昨秋に目をつけていた、護岸沿いのフラット。ここならきっとコカゲロウも出るはず。
そう信じてしばらく待ってみたものの、相変わらず水面は静かなまま。虫っ気も
イマイチ薄い感じです。午後からの出発だったので、時間的にもあまり余裕がなく
気持ちばかりが急きます。結局、そのフラットには手を付けず、さらに一段上の流れを
釣り上ることにしました。
水深もあり、水勢もある段々の流れ。追い風に乗せて投じたフライに、期待通りの
水飛沫が上がる。この川らしい、キレイなヤマメがネットに滑り込みました。
お目当てのヤマメを釣ってひと安心。こちらもストマックからは数種のニンフのみが
出てきました。
夕刻が迫るにつれ、ピーカンだった空に薄雲がかかり、期待は急上昇。けれど
スルーしたフラットを何度か覗いてみたけれど、相変わらず虫っ気もなく、シンとした
ままです。しばらく迷ってから、数度のライズを確認していた一段上の堰堤上の
フラットに向かいました。
向かった先では、小さなガガンボに景気良くライズするサカナと遊び、少し早めに
ロッドを仕舞いました。釣り上りではまぁまぁの結果だっただけに、最後まで虫っ気の
無さがクエスチョンだった、この日の里川。次は新緑のころ、また再び訪れてみよう。
きっとその頃には水面を忙しそうに飛び回る虫たちや、それを狙うおサカナたちで
渓は賑わっていると思うから・・。
by ita-gon
| 2009-04-08 21:19
| # Fishing Report