Smile like an ice ♪ at Nov.27.2008
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2008年 11月 30日
待望のライズがやっと起こり始めた。
おそるおそるラインを繰り出しながらフォルスキャストを繰り返し
射程範囲の中でライズが起こるタイミングを待つ。
そして、15ヤード先で波紋がひとつ生まれた。
よしっ!もらった!!
シュートの態勢に入ったまさにそのとき、ボクの手元で乾いた音が響いた。
お、おっ・・・、折れたぁ!?
11月最後の休日。ボクはいつもの管理釣り場の水辺に立っていた。
予定よりも早く積もった雪もなんとか消え、いつも通りの管釣り釣行。
とはいえ、本格的な雪のシーズンはもうすぐそこにまできていますから
もしかするとこの日が今季ラストになるかもしれません。
そんなワケなので、気合だけは充分に入れての釣りです。
少し早めの到着となりました。お目当ての岬のポイントに陣取って、ゆっくりと準備を
整えます。偏光レンズ越しに見た水面は山からの風に波立ち、いつもとは違う流れを
形成しています。時折、小さな波紋を見つけますが、まだまだ本格的なフィーディング
タイムには突入していない様子です。焦らず、騒がず、ここはじっと待つことにしよう。
岬の突端、10mほどのところは回遊コースになっているようだ。
たまに水面にリングが拡がり、左手方向へ移動していく。
「次の波紋が拡がったら狙ってみようかな・・」
そう決めて、ポジションを移動する。待つこと数分、岬の延長線上よりちょっと右手で
待っていたライズが起こった。水中の岬を跨ぐようにラインを投げ、息を殺して待つ。
ゆっくりとフライが吸い込まれ、心地よいヒキがボクの手元に伝わってきた。
サイズは小振りながらもブルーバックの元気のいいマス。よし、よし。
数尾のマスをそうやってキャッチしつつも、ボクの視線は右手のシャローを彷徨う。
水温さえ上がれば、このシャローできっとたくさんのライズが起こるハズ。
そのときを今か今かと待ちつつ、回遊のマスを狙っての釣りが続く。
ちょっとライズの感じが違う1尾をしとめ、早速ストマックのチェック。
緑色の小さな葉っぱがいっぱい入っている・・。
苦笑しつつ、立ち上がったところでちょっと立ち眩み。
そのとき、枯れ枝が折れるような音がした。
どうやら右足で何かを踏んだようだ。
嫌な予感のまま足元に目をやると・・・・・・・・・あぁぁぁぁぁ・・・。
これまで友人たちがロッドを折ったハナシを何度か聞いてきたが、そのほとんどが
実際の釣りとは無関係なところ(踏んづけたり、ドアに挟んだり・・・)で折っていたので
冷笑してきた。自分にかぎっては、大切なロッドをそんなカタチで失ってしまうなんて
有り得ないことだと思っていた。あぁ、それなのに、それなのに・・・。
しばし、呆然とするボク。ふと我に返り、踏んでしまったバットの部分をじっくりと見る。
縦に1筋、ひび割れた痕があった。ちょっと軽めに振ってみる。おっ、もしかしたら
イケるんじゃない?なにせロッドのイチバン硬い部分だから。すると、シャローの
エリアで待望のライズが始まった。そして3分後、その日の釣りの終焉を迎えた。
カタチあるものはいつか壊れると言いますが、100%自分の不注意でその寿命を
終えるということは本当にツライ。悔やんでも悔やみきれないけれど、今後はより
いっそうの注意を払って大切に道具を扱おうと心に誓った一日。しばらくは反省の
日々を過ごすことになりそうです。
おそるおそるラインを繰り出しながらフォルスキャストを繰り返し
射程範囲の中でライズが起こるタイミングを待つ。
そして、15ヤード先で波紋がひとつ生まれた。
よしっ!もらった!!
シュートの態勢に入ったまさにそのとき、ボクの手元で乾いた音が響いた。
お、おっ・・・、折れたぁ!?
11月最後の休日。ボクはいつもの管理釣り場の水辺に立っていた。
予定よりも早く積もった雪もなんとか消え、いつも通りの管釣り釣行。
とはいえ、本格的な雪のシーズンはもうすぐそこにまできていますから
もしかするとこの日が今季ラストになるかもしれません。
そんなワケなので、気合だけは充分に入れての釣りです。
少し早めの到着となりました。お目当ての岬のポイントに陣取って、ゆっくりと準備を
整えます。偏光レンズ越しに見た水面は山からの風に波立ち、いつもとは違う流れを
形成しています。時折、小さな波紋を見つけますが、まだまだ本格的なフィーディング
タイムには突入していない様子です。焦らず、騒がず、ここはじっと待つことにしよう。
岬の突端、10mほどのところは回遊コースになっているようだ。
たまに水面にリングが拡がり、左手方向へ移動していく。
「次の波紋が拡がったら狙ってみようかな・・」
そう決めて、ポジションを移動する。待つこと数分、岬の延長線上よりちょっと右手で
待っていたライズが起こった。水中の岬を跨ぐようにラインを投げ、息を殺して待つ。
ゆっくりとフライが吸い込まれ、心地よいヒキがボクの手元に伝わってきた。
サイズは小振りながらもブルーバックの元気のいいマス。よし、よし。
数尾のマスをそうやってキャッチしつつも、ボクの視線は右手のシャローを彷徨う。
水温さえ上がれば、このシャローできっとたくさんのライズが起こるハズ。
そのときを今か今かと待ちつつ、回遊のマスを狙っての釣りが続く。
ちょっとライズの感じが違う1尾をしとめ、早速ストマックのチェック。
緑色の小さな葉っぱがいっぱい入っている・・。
苦笑しつつ、立ち上がったところでちょっと立ち眩み。
そのとき、枯れ枝が折れるような音がした。
どうやら右足で何かを踏んだようだ。
嫌な予感のまま足元に目をやると・・・・・・・・・あぁぁぁぁぁ・・・。
これまで友人たちがロッドを折ったハナシを何度か聞いてきたが、そのほとんどが
実際の釣りとは無関係なところ(踏んづけたり、ドアに挟んだり・・・)で折っていたので
冷笑してきた。自分にかぎっては、大切なロッドをそんなカタチで失ってしまうなんて
有り得ないことだと思っていた。あぁ、それなのに、それなのに・・・。
しばし、呆然とするボク。ふと我に返り、踏んでしまったバットの部分をじっくりと見る。
縦に1筋、ひび割れた痕があった。ちょっと軽めに振ってみる。おっ、もしかしたら
イケるんじゃない?なにせロッドのイチバン硬い部分だから。すると、シャローの
エリアで待望のライズが始まった。そして3分後、その日の釣りの終焉を迎えた。
カタチあるものはいつか壊れると言いますが、100%自分の不注意でその寿命を
終えるということは本当にツライ。悔やんでも悔やみきれないけれど、今後はより
いっそうの注意を払って大切に道具を扱おうと心に誓った一日。しばらくは反省の
日々を過ごすことになりそうです。
by ita-gon
| 2008-11-30 21:33
| # Fishing Report