Forest ♪ at May.08.2008
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2008年 05月 09日
バタバタとしたGWが過ぎ去って、ようやくひといき。
仕事のシフトも通常モードに移行して、この日は待ちに待った休日です。
しかし・・・予定していた本流釣行は、GW後半の雨&雪シロの流入によって
イマイチ状況が読めず、ちょっとムリそうな気配。上流の蒲田川も本格的な
雪シロの発生で、逃げ場なしといった感じです。
となると・・・・・・ そうだ!森へでかけてみよう!!
いつもよりちょっと多めにドリンクや食料を詰め込んで、森の中を流れる渓へと
向かいます。季節的にはまだちょっと早すぎるような気もしますが、春の薫りを
胸いっぱいに吸い込めば、心身ともに最高のリフレッシュになりますから。
いつもの券売所で、いつものおじさんにご挨拶。
「ありゃっ!?今年はずいぶん早いね~」と人懐っこい笑顔のおじさん。
「天気もいいし、ずいぶん暖かいからね。どう?釣れてる??」
「毛鉤ではまだムリだね~。本格的な雪シロもまだまだこれからだし」
えっ!?そうなの・・・。まっ、いいか~。
着替えを済ませ、最上流部へと車で移動。そこからすぐに入渓せずに、徒歩で
さらに上流を目指します。独特の春の薫りが漂う森の中を、ひとりのんびり歩く。
針葉樹の森にはカタクリやニリンソウが咲き誇り、この季節独特のカラフルさで
目を楽しませてくれる。しばし足を止めて、のんびり写真なんかも撮ってみる。
やがて針葉樹から広葉樹に森が変わると、今度は視線より上が明るくなった。
ようやく、目指す流れも見えてきた。
辺りに雪は残ってないものの、水を触るとキンと冷たい。それでも時折、ペール
イエローに淡いグリーンが少し混ざったカワゲラがパタパタと飛び上がるので
ロッドを握る腕にも力が入る。さっきまで曇っていた空も、少しずつ明るくなって
水面には生命感が溢れ出す。
でも・・・釣れない。ライズもないし、アタリもない。かなりしつこく攻めたつもりだが
まるっきり反応がない。もう小一時間も真剣にロッドを振り続けているというのに。
さっきから券売所のおじさんの言葉が耳の奥のほうでグルグルと回っている。
ふぅ~~~っ。大きく息をついてから、渋々と来た道を引き返した。
車に乗り込み、少し下流のプールをのぞいてみる。うん?今のは・・・やっぱりライズ!
ベストを羽織って慌てて駆けつけてみると、水面でフワフワとカゲロウが飛んでいた。
ハッチではなく、スピナーフォール。じっくり観察してみると、3、4度ほど水面近くで
急上昇・急降下を繰り返し、水面にハタっと落ちる。次の瞬間、水面が炸裂する。
スピナーの色からするに・・・多分マダラ系。ハックルウィングダンの羽根を指で拡げ
スペント状に変形して、ライズのあった地点に流し込む。出ろ、出ろ・・・・・・出たっ!!
ナイスなローリングで楽しませてくれたのは、プロポーションばっちりのヤマメでした。
ストマックからは中型マダラのスピナーがどっさり。同パターンで、短時間に数尾の
ヤマメが遊んでくれました(ホッ・・)。
上流部にくらべ下流部は水温も高く(+3℃ほど)、虫っ気も多いので、午後からは
下流のポイントを重点的に探ってみることにしました。これまでに入ったことのない
区間をリサーチする、ちょっとワクワク探検気分です。気になるところだけ竿を出し
足早に流れを上ります。すると、ちょっと開けた川原に今が食べごろのコゴミの群生を
発見しました。30分ほど草摘みに没頭し、家族へのお土産もゲット~。
・・・さぁ、釣ろう。
初めての区間の良さそうなプールに陣取って、ライズを待ちます。水面には大小
さまざまな虫が流れていきますが、まだ水面は静かなまま。大きなヒラタも水面で
バタバタしていますが、これもスルー。ありゃりゃ、もったいない。せっかくなので
写真のモデルになってもらいました。
熱中しながらヒラタやマダラの写真を撮っていると、対岸近くでライズが始まりました。
何を喰っているのか?じっくり見ても見えません。少なくとも大型の虫ではないような
感じです。いや・・・、もしかすると水面直下で大型のモノを喰っているのかも?自問
自答を繰り返しながら、何を結ぶか考えます。水面とフライボックスを交互に眺め
えいやっと選んだハリは#14ブラックガガンボ。あとは運を天に任せて、ライズに
流し込みます。
息を殺して待つ瞬間、ゆっくりサカナが浮いて、ゆっくり吸い込みました。よっしゃ!!
気持ちのいい森の中で過ごした一日。のんびりと森や釣りを楽しむつもりだったのに
ついつい熱くなってしまった一日でした。たくさん歩き回ったハズなのに、なぜか帰りは
スッキリ、シャッキリ。最高のリフレッシュデーになりました。次にこの森を訪れる時こそ
のんびり余裕のある釣りを楽しみたいな。多分、またムキになっちゃいそうだけど・・・。
仕事のシフトも通常モードに移行して、この日は待ちに待った休日です。
しかし・・・予定していた本流釣行は、GW後半の雨&雪シロの流入によって
イマイチ状況が読めず、ちょっとムリそうな気配。上流の蒲田川も本格的な
雪シロの発生で、逃げ場なしといった感じです。
となると・・・・・・ そうだ!森へでかけてみよう!!
いつもよりちょっと多めにドリンクや食料を詰め込んで、森の中を流れる渓へと
向かいます。季節的にはまだちょっと早すぎるような気もしますが、春の薫りを
胸いっぱいに吸い込めば、心身ともに最高のリフレッシュになりますから。
いつもの券売所で、いつものおじさんにご挨拶。
「ありゃっ!?今年はずいぶん早いね~」と人懐っこい笑顔のおじさん。
「天気もいいし、ずいぶん暖かいからね。どう?釣れてる??」
「毛鉤ではまだムリだね~。本格的な雪シロもまだまだこれからだし」
えっ!?そうなの・・・。まっ、いいか~。
着替えを済ませ、最上流部へと車で移動。そこからすぐに入渓せずに、徒歩で
さらに上流を目指します。独特の春の薫りが漂う森の中を、ひとりのんびり歩く。
針葉樹の森にはカタクリやニリンソウが咲き誇り、この季節独特のカラフルさで
目を楽しませてくれる。しばし足を止めて、のんびり写真なんかも撮ってみる。
やがて針葉樹から広葉樹に森が変わると、今度は視線より上が明るくなった。
ようやく、目指す流れも見えてきた。
辺りに雪は残ってないものの、水を触るとキンと冷たい。それでも時折、ペール
イエローに淡いグリーンが少し混ざったカワゲラがパタパタと飛び上がるので
ロッドを握る腕にも力が入る。さっきまで曇っていた空も、少しずつ明るくなって
水面には生命感が溢れ出す。
でも・・・釣れない。ライズもないし、アタリもない。かなりしつこく攻めたつもりだが
まるっきり反応がない。もう小一時間も真剣にロッドを振り続けているというのに。
さっきから券売所のおじさんの言葉が耳の奥のほうでグルグルと回っている。
ふぅ~~~っ。大きく息をついてから、渋々と来た道を引き返した。
車に乗り込み、少し下流のプールをのぞいてみる。うん?今のは・・・やっぱりライズ!
ベストを羽織って慌てて駆けつけてみると、水面でフワフワとカゲロウが飛んでいた。
ハッチではなく、スピナーフォール。じっくり観察してみると、3、4度ほど水面近くで
急上昇・急降下を繰り返し、水面にハタっと落ちる。次の瞬間、水面が炸裂する。
スピナーの色からするに・・・多分マダラ系。ハックルウィングダンの羽根を指で拡げ
スペント状に変形して、ライズのあった地点に流し込む。出ろ、出ろ・・・・・・出たっ!!
ナイスなローリングで楽しませてくれたのは、プロポーションばっちりのヤマメでした。
ストマックからは中型マダラのスピナーがどっさり。同パターンで、短時間に数尾の
ヤマメが遊んでくれました(ホッ・・)。
上流部にくらべ下流部は水温も高く(+3℃ほど)、虫っ気も多いので、午後からは
下流のポイントを重点的に探ってみることにしました。これまでに入ったことのない
区間をリサーチする、ちょっとワクワク探検気分です。気になるところだけ竿を出し
足早に流れを上ります。すると、ちょっと開けた川原に今が食べごろのコゴミの群生を
発見しました。30分ほど草摘みに没頭し、家族へのお土産もゲット~。
・・・さぁ、釣ろう。
初めての区間の良さそうなプールに陣取って、ライズを待ちます。水面には大小
さまざまな虫が流れていきますが、まだ水面は静かなまま。大きなヒラタも水面で
バタバタしていますが、これもスルー。ありゃりゃ、もったいない。せっかくなので
写真のモデルになってもらいました。
熱中しながらヒラタやマダラの写真を撮っていると、対岸近くでライズが始まりました。
何を喰っているのか?じっくり見ても見えません。少なくとも大型の虫ではないような
感じです。いや・・・、もしかすると水面直下で大型のモノを喰っているのかも?自問
自答を繰り返しながら、何を結ぶか考えます。水面とフライボックスを交互に眺め
えいやっと選んだハリは#14ブラックガガンボ。あとは運を天に任せて、ライズに
流し込みます。
息を殺して待つ瞬間、ゆっくりサカナが浮いて、ゆっくり吸い込みました。よっしゃ!!
気持ちのいい森の中で過ごした一日。のんびりと森や釣りを楽しむつもりだったのに
ついつい熱くなってしまった一日でした。たくさん歩き回ったハズなのに、なぜか帰りは
スッキリ、シャッキリ。最高のリフレッシュデーになりました。次にこの森を訪れる時こそ
のんびり余裕のある釣りを楽しみたいな。多分、またムキになっちゃいそうだけど・・・。
by ita-gon
| 2008-05-09 21:32
| # Fishing Report