Absorption in fishing at Sep.15&16.2007
|
2007年 09月 18日
盛夏に逆戻りしたかのようなこの三連休。
連休の最終日にはいよいよ今年の酒造りも始まるので
僕の休みは二連休・・・。
そんな連休を久し振りの釣り三昧で過ごしてみることにしました。
初日は久し振りの渓へと出撃です。今年初めて年券を手にした川なのですが
何故だかタイミングが合わず、しばらくご無沙汰の渓です。この日はじっくりと
この渓を探索するつもりで、少々多目の食料とドリンクを車に積み込んでの
出発となりました。久し振りに訪れるこの地も秋の気配が漂っていて、林道の
緑も少し暖かな色合い。川原にはたくさんの赤とんぼが舞い、シーズン終盤だと
いうことをあらためて感じます。目的のポイントへと車を進めて、僕の休日が
始まりました。
目に映る景色は秋色なんだけれども、体に感じる空気はまだまだ夏そのもの。
フェーン現象により山から吹き降ろす風はとても熱くて気持ちが萎えます。ちょっと
釣り上がると滝のように汗が噴き出て、かなりシンドイ。木蔭を選ぶように遡行を
続けて、時折顔を見せてくれるヤマメやイワナに癒されます。
随分ゆっくりと一区間を釣り終え、森の中を流れる場所でランチを楽しむことにします。
脚を水に浸してのんびりと渓での時間を満喫しました。恐らくは陽の当たる区間では
日中の釣りは厳しいだろうと予測して、日蔭の多い区間を選んで竿を出してみますが
時折当歳魚がフライを突付くのみで、辛抱の時間が続きます。
ようやくお日様が山の向こう側に行って、それらしい雰囲気が辺りを包みます。
羽虫も飛び交い、水面もにわかに活気づいてくるのが分かりました。その時のために
手を付けずに残しておいた瀬の区間に入り、フライを当日一番反応が良かったアント
パターンに交換します。一段下の流れから慎重に流したフライが何の前触れも無く
水面から姿を消しました。ドラグかな?とフライをピックアップするつもりで竿を立てると
明らかな生体反応。もう一度フッキングし直し、サカナを一段下の流れに落とします。
これで僕もサカナも同じステージ。安心してファイトが出来ます。半ば強引にサカナを
浮かせてみると、なんと銀ピカのヤマメ。これまでに見たことの無いくらい凄い魚体。
なんとしてでもキャッチしなくちゃと思った瞬間、僕の下手にいたサカナが瀬の流芯を
突っ切って上手まで上がっていきました。落ち込みに入ろうとするサカナを必死に
止めようと堪えますが、ただ固まるだけ。落ち込みの脇にある石組みに突っ込まれて
ジ・エンド。突っ込む間際に見えた大きな尾鰭が今でも瞼に焼き付いて・・・、はぁ~。
数少ないチャンスをキッチリとモノに出来るようなFFMになるにはまだまだ修行が
足りないなぁと感じた一日。シーズンも最終盤に来て、渓からまたまた大きな宿題を
もらっちゃいました^^;。
---------------------------------------------------------------
明けて日曜日。この日は久し振りに釣友U沢氏とのマンツー釣行です。
前日の宿題をもらった釣行から悶々として一夜を過ごし、気合いを入れ直して
一路本流へと向かいます。
僕のブログにもよく登場してくれるU沢氏。彼と僕はほぼ同じ時期にフライ
フィッシングを始めたいわば同期生。始めて間もない頃には、サカナのまったく
いない川に何も知らないで出掛けては、黙々とロッドを振り続けたり、初めての
管釣りではドライフライにサカナが反応しただけで大騒ぎしたりと、今思えば
赤面しちゃうようなことを一緒にやってきた、いわば戦友みたいな間柄です。
お互いに刺激しあってサカナを釣る楽しみを味わってきた仲ですので、いつも
以上に鼻息も荒くなります。
川に到着、急いで準備を整えますが、ここに来てランディングネットを忘れたことに
気づきました。昨晩洗って干しておいたのをうっかりと車に積み忘れ・・。かなり
テンションも下げ下げです。まぁ失くした訳でもないので(前科1犯^^;)とりあえず
釣りを始めますが、イマイチ反応が薄い。一区間をしっかりとやったのですが水面が
割れることもないので早々に場所を移動しました。思い切って山を一つ超え、別の
川へと大移動します。
次の川ではU沢氏が調子良くヤマメやイワナを掛けていきます。絶好調のU沢氏の
システムを見てみると、ティペットを長くとってかなりのロングドリフトで攻めている模様。
対する僕はショートのシステムでのピンスポット狙い。少し短めのリーダーシステムを
コントロールしてドリフトするのが最近のマイブームなのですが、この日の渓ではU沢氏の
メソッドの方に分があったようです。なるほどなぁと感心しながらじっくりと彼の釣りを
観察することに徹しました。
長い昼食後、プライムタイムの川辺に再び立ちます。昼間に見つけておいた小規模な
プールでのイブニングタイム。ライズが頻発するまでの間、フライを見せ合ったり、残り
少ない今シーズンの総括をしたりと充実した時間が過ぎていきます。ようやく辺りが
暗くなる頃、水面のアチコチで飛沫が上がり始めました。正面のライズを譲って頂き
挑戦してみますがなかなかに難しい。狙いを上手の緩やかな流れの中のライズに変えて
フライを投入。ゆっくりと流れたフライがすぐに消えました。アワセを入れるとその場で
ローリング。下手にサカナを誘導しますが、なかなかのグッドファイトです。下手にいた
U沢氏が先に魚体を見たのですが、「デカイですよっ!」の声に一層力が入ります。
ようやく寄せてネットに入れようと背中に手を回しますが、ネットを忘れてきたことを
忘れていた・・。なんとかU沢氏に掬ってもらった婚姻色がキレイに出ているヤマメ。
釣り三昧だった2日間を締めくくるのにふさわしい1匹に出逢えました♪
連休の最終日にはいよいよ今年の酒造りも始まるので
僕の休みは二連休・・・。
そんな連休を久し振りの釣り三昧で過ごしてみることにしました。
初日は久し振りの渓へと出撃です。今年初めて年券を手にした川なのですが
何故だかタイミングが合わず、しばらくご無沙汰の渓です。この日はじっくりと
この渓を探索するつもりで、少々多目の食料とドリンクを車に積み込んでの
出発となりました。久し振りに訪れるこの地も秋の気配が漂っていて、林道の
緑も少し暖かな色合い。川原にはたくさんの赤とんぼが舞い、シーズン終盤だと
いうことをあらためて感じます。目的のポイントへと車を進めて、僕の休日が
始まりました。
目に映る景色は秋色なんだけれども、体に感じる空気はまだまだ夏そのもの。
フェーン現象により山から吹き降ろす風はとても熱くて気持ちが萎えます。ちょっと
釣り上がると滝のように汗が噴き出て、かなりシンドイ。木蔭を選ぶように遡行を
続けて、時折顔を見せてくれるヤマメやイワナに癒されます。
随分ゆっくりと一区間を釣り終え、森の中を流れる場所でランチを楽しむことにします。
脚を水に浸してのんびりと渓での時間を満喫しました。恐らくは陽の当たる区間では
日中の釣りは厳しいだろうと予測して、日蔭の多い区間を選んで竿を出してみますが
時折当歳魚がフライを突付くのみで、辛抱の時間が続きます。
ようやくお日様が山の向こう側に行って、それらしい雰囲気が辺りを包みます。
羽虫も飛び交い、水面もにわかに活気づいてくるのが分かりました。その時のために
手を付けずに残しておいた瀬の区間に入り、フライを当日一番反応が良かったアント
パターンに交換します。一段下の流れから慎重に流したフライが何の前触れも無く
水面から姿を消しました。ドラグかな?とフライをピックアップするつもりで竿を立てると
明らかな生体反応。もう一度フッキングし直し、サカナを一段下の流れに落とします。
これで僕もサカナも同じステージ。安心してファイトが出来ます。半ば強引にサカナを
浮かせてみると、なんと銀ピカのヤマメ。これまでに見たことの無いくらい凄い魚体。
なんとしてでもキャッチしなくちゃと思った瞬間、僕の下手にいたサカナが瀬の流芯を
突っ切って上手まで上がっていきました。落ち込みに入ろうとするサカナを必死に
止めようと堪えますが、ただ固まるだけ。落ち込みの脇にある石組みに突っ込まれて
ジ・エンド。突っ込む間際に見えた大きな尾鰭が今でも瞼に焼き付いて・・・、はぁ~。
数少ないチャンスをキッチリとモノに出来るようなFFMになるにはまだまだ修行が
足りないなぁと感じた一日。シーズンも最終盤に来て、渓からまたまた大きな宿題を
もらっちゃいました^^;。
---------------------------------------------------------------
明けて日曜日。この日は久し振りに釣友U沢氏とのマンツー釣行です。
前日の宿題をもらった釣行から悶々として一夜を過ごし、気合いを入れ直して
一路本流へと向かいます。
僕のブログにもよく登場してくれるU沢氏。彼と僕はほぼ同じ時期にフライ
フィッシングを始めたいわば同期生。始めて間もない頃には、サカナのまったく
いない川に何も知らないで出掛けては、黙々とロッドを振り続けたり、初めての
管釣りではドライフライにサカナが反応しただけで大騒ぎしたりと、今思えば
赤面しちゃうようなことを一緒にやってきた、いわば戦友みたいな間柄です。
お互いに刺激しあってサカナを釣る楽しみを味わってきた仲ですので、いつも
以上に鼻息も荒くなります。
川に到着、急いで準備を整えますが、ここに来てランディングネットを忘れたことに
気づきました。昨晩洗って干しておいたのをうっかりと車に積み忘れ・・。かなり
テンションも下げ下げです。まぁ失くした訳でもないので(前科1犯^^;)とりあえず
釣りを始めますが、イマイチ反応が薄い。一区間をしっかりとやったのですが水面が
割れることもないので早々に場所を移動しました。思い切って山を一つ超え、別の
川へと大移動します。
次の川ではU沢氏が調子良くヤマメやイワナを掛けていきます。絶好調のU沢氏の
システムを見てみると、ティペットを長くとってかなりのロングドリフトで攻めている模様。
対する僕はショートのシステムでのピンスポット狙い。少し短めのリーダーシステムを
コントロールしてドリフトするのが最近のマイブームなのですが、この日の渓ではU沢氏の
メソッドの方に分があったようです。なるほどなぁと感心しながらじっくりと彼の釣りを
観察することに徹しました。
長い昼食後、プライムタイムの川辺に再び立ちます。昼間に見つけておいた小規模な
プールでのイブニングタイム。ライズが頻発するまでの間、フライを見せ合ったり、残り
少ない今シーズンの総括をしたりと充実した時間が過ぎていきます。ようやく辺りが
暗くなる頃、水面のアチコチで飛沫が上がり始めました。正面のライズを譲って頂き
挑戦してみますがなかなかに難しい。狙いを上手の緩やかな流れの中のライズに変えて
フライを投入。ゆっくりと流れたフライがすぐに消えました。アワセを入れるとその場で
ローリング。下手にサカナを誘導しますが、なかなかのグッドファイトです。下手にいた
U沢氏が先に魚体を見たのですが、「デカイですよっ!」の声に一層力が入ります。
ようやく寄せてネットに入れようと背中に手を回しますが、ネットを忘れてきたことを
忘れていた・・。なんとかU沢氏に掬ってもらった婚姻色がキレイに出ているヤマメ。
釣り三昧だった2日間を締めくくるのにふさわしい1匹に出逢えました♪
by ita-gon
| 2007-09-18 20:30
| # Fishing Report