Eternal memories / Sep.07.2010
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2010年 09月 08日
暑すぎる季節に騙されるところだった。
ふと気がつくと、もう9月の第2週。
解禁から走り始めた今シーズンの釣りも
残すところ、もうあとわずかで終了だ。
飛騨方面の一部の河川は、9月の上旬で禁漁となる。
川によって若干日にちが違うけれど、ボクが大好きな川も9月10日から
禁漁期間に入る。だから、水曜日か木曜日にじっくりと・・・のつもりが
台風襲来によって予定は大きく崩れた。・・・早く行かねば・・・。
本流をやろうか?それとも峪のヤマメを狙おうか?はたまた、源流のイワナを・・。
いろいろなプランが頭を過ぎるけど、準備の時間も限られているから
ネタ的にいちばん揃っている源流イワナをメインにやることにしました。
今シーズンの源流は、ボクにはけっこう難しい。それなりにサカナの顔も
拝めているのだけれど、源流らしい大らかな出方や、いかつい顔、野性味
溢れるイワナとの出逢いのチャンスが、いつものシーズンよりも少なく感じる。
下界よりも涼しい風、ダイナミックな景色、普段よりもグッと近くなった青空に
その都度満足を覚えて家路につくのだが、やはり釣りのほうでも大満足な結果を
残したいというのが偽らざる本音。最後の最後にそんな釣りが楽しめるのか?
ドキドキしながら現地にむかいました。
いつもよりも軽装で、独り山道を歩き出す。途中の木々には黄色や赤が加わって
秋がもうそこまでやってきているのを感じる。
この日のボクのプランはこうだ。
まずは、お昼前にザラ瀬の続くエリアに入る。4日ほど前に訪れたときもそうだったが
その時間に大きなマダラカゲロウがハッチをする。この日は大潮だから、まずはその
ハッチに期待。そして、ハッチがひと段落したら次は瀬を叩き上がる。暑すぎた今年の
夏は、いつも以上に多くの釣り人で賑わっていたから、堰堤下や巨石のプールなどの
大場所は軽くスルーして、流れで勝負。そして、3時ごろからは羽アリのライズを探し
第2世代のコカゲロウで釣りを締めくくる。今回もプランだけは完璧だ(笑)。
まずは、マダラのハッチ。その前に、そのポイントまで軽く叩いてみることにしよう。
ひと目でポイントとわかる場所からは、やはり反応がない。ならば、ちょっと速めに
流れている場所は・・・猛スピードでサカナが出た。それにしても、なんて出方だ。
土日にさんざん叩かれたのだろう。川原には無数の足跡と速すぎるイワナの出方。
やはりここはハッチに期待なのかな。
目当てのポイントに到着した。一旦腰を下ろして、ドリンクをひと流し。ハリをマダラ
パターンに結び直し、ドリンクをもうひと口・・・ザラ瀬の中で飛沫が上がった。
目を凝らして見ると、グレーの羽をパタつかせ空に舞い上がるマダラカゲロウ。
やはり出た。
この日は対岸寄りでライズが頻発した。少し多めにスラックを入れて、長めのドリフト。
それだけで気持ちの良い飛沫が上がる。ようやくそれらしいイワナも釣れた。
潮周りの影響なのか、この日は予想よりも長くハッチが続いた。まさかの源流で
ここまでスッポリはまったマッチ・ザ・ハッチの釣りができるなんて思ってもみなかった。
後のプランをすべてすっぽかして、ボクは夢中になってライズに対峙した。
夕刻、大粒の雨が降り始めるまで、イワナたちの饗宴は続いた。
途中、メイン・ディッシュをマダラから羽アリにかえて、それでもライズは続いた。
この日の釣りは、永遠のメモリーとしてボクの中で輝き続けることだろう。
また来年・・・そう呟いてボクは雨の山道を急いた。
今季最後となるこの川からご褒美をもらえたような、そんな釣りだった。
ふと気がつくと、もう9月の第2週。
解禁から走り始めた今シーズンの釣りも
残すところ、もうあとわずかで終了だ。
飛騨方面の一部の河川は、9月の上旬で禁漁となる。
川によって若干日にちが違うけれど、ボクが大好きな川も9月10日から
禁漁期間に入る。だから、水曜日か木曜日にじっくりと・・・のつもりが
台風襲来によって予定は大きく崩れた。・・・早く行かねば・・・。
本流をやろうか?それとも峪のヤマメを狙おうか?はたまた、源流のイワナを・・。
いろいろなプランが頭を過ぎるけど、準備の時間も限られているから
ネタ的にいちばん揃っている源流イワナをメインにやることにしました。
今シーズンの源流は、ボクにはけっこう難しい。それなりにサカナの顔も
拝めているのだけれど、源流らしい大らかな出方や、いかつい顔、野性味
溢れるイワナとの出逢いのチャンスが、いつものシーズンよりも少なく感じる。
下界よりも涼しい風、ダイナミックな景色、普段よりもグッと近くなった青空に
その都度満足を覚えて家路につくのだが、やはり釣りのほうでも大満足な結果を
残したいというのが偽らざる本音。最後の最後にそんな釣りが楽しめるのか?
ドキドキしながら現地にむかいました。
いつもよりも軽装で、独り山道を歩き出す。途中の木々には黄色や赤が加わって
秋がもうそこまでやってきているのを感じる。
この日のボクのプランはこうだ。
まずは、お昼前にザラ瀬の続くエリアに入る。4日ほど前に訪れたときもそうだったが
その時間に大きなマダラカゲロウがハッチをする。この日は大潮だから、まずはその
ハッチに期待。そして、ハッチがひと段落したら次は瀬を叩き上がる。暑すぎた今年の
夏は、いつも以上に多くの釣り人で賑わっていたから、堰堤下や巨石のプールなどの
大場所は軽くスルーして、流れで勝負。そして、3時ごろからは羽アリのライズを探し
第2世代のコカゲロウで釣りを締めくくる。今回もプランだけは完璧だ(笑)。
まずは、マダラのハッチ。その前に、そのポイントまで軽く叩いてみることにしよう。
ひと目でポイントとわかる場所からは、やはり反応がない。ならば、ちょっと速めに
流れている場所は・・・猛スピードでサカナが出た。それにしても、なんて出方だ。
土日にさんざん叩かれたのだろう。川原には無数の足跡と速すぎるイワナの出方。
やはりここはハッチに期待なのかな。
目当てのポイントに到着した。一旦腰を下ろして、ドリンクをひと流し。ハリをマダラ
パターンに結び直し、ドリンクをもうひと口・・・ザラ瀬の中で飛沫が上がった。
目を凝らして見ると、グレーの羽をパタつかせ空に舞い上がるマダラカゲロウ。
やはり出た。
この日は対岸寄りでライズが頻発した。少し多めにスラックを入れて、長めのドリフト。
それだけで気持ちの良い飛沫が上がる。ようやくそれらしいイワナも釣れた。
潮周りの影響なのか、この日は予想よりも長くハッチが続いた。まさかの源流で
ここまでスッポリはまったマッチ・ザ・ハッチの釣りができるなんて思ってもみなかった。
後のプランをすべてすっぽかして、ボクは夢中になってライズに対峙した。
夕刻、大粒の雨が降り始めるまで、イワナたちの饗宴は続いた。
途中、メイン・ディッシュをマダラから羽アリにかえて、それでもライズは続いた。
この日の釣りは、永遠のメモリーとしてボクの中で輝き続けることだろう。
また来年・・・そう呟いてボクは雨の山道を急いた。
今季最後となるこの川からご褒美をもらえたような、そんな釣りだった。
by ita-gon
| 2010-09-08 22:40
| # Fishing Report