flow into surface ♪ at Nov.05.2008
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2008年 11月 06日
毎夜、毎夜のお楽しみ。
ちっぽけなムシの抜け殻に想いを巡らせ、シコシコと毛鉤を創る独り遊び。
巻き上がった毛鉤をニヤニヤと鑑賞してから、そっとBOXに忍ばせる。
自分なりのアイデアを其処彼処にちりばめて、独り悦にひたる日々。
傍から見れば、かなり危ない人かもしれません。
『釣師とは・・輝かしい川岸に立つ、暗い人』と言ったのは
故開高健氏だったかな。・・・・・・なんとなく、わかるなぁ・・・。
今週の休日はやっと晴れた。BOXに抜け殻のフライをいっぱいに詰め込んで
お目当ての管理釣り場へ走りました。思うように釣りに行けなかったここしばらくの
反動からか、試したいフライが満載の今回の釣り。タイイング中に想い描いた妄想を
現実のモノとするために、当然鼻息も荒くアクセルを踏み込んで、あっという間に
現地到着~。
放射冷却の影響で、ずいぶん気温が低い。一枚余分に着込んでから、ロッドを継いだ。
まずは手堅く、実績のあるシャックパターンを結ぶ。岸際のライズに狙いを定めて
ロールキャストでプレゼンしてみる。フライが着水して1、2、3・・・よしっ!喰った!!
早々のキャッチに気分を良くしたものの、そのあとがなかなか続かない。放射冷却で
岸際&浅場の水温が下がりすぎたためか、いつもより岸際で起こるライズが少ない。
その分、少し沖目ではライズがあるのだけれど、バックがとれない場所だからライズ
地点まではどうにもフライを届けられない。稀に起こる投射可能エリア内のライズに
自信満々だったハズの新作シャックフライで狙ってみたけれど、ことごとく無視される。
あ~あ、ヘコむなぁ・・・。
今回のシャックフライは大きさとシルエットに拘って巻いてみた。そのため、水面直下で
ユラユラ漂う軟らかな質感や、シャックならではの透明感などはあまり考慮していない。
というのも、この管理釣り場は写真の通りのマッディーな水色ですから、水面下にいる
マスたちからもフライがある程度見えるように、あえて光を透過させない素材を選んで
巻いてみた。でもマスたちは、ボクの想像をはるかに超える目の良さでフライを見破る。
それが証拠に、リーダーとティペットの結び目には何度も喰ってきた=リーダーと
ティペットの結び目がマスたちにはしっかりと見えているという事実。
恐るべし・・・、マスの目ヂカラ。
2時間ほど頑張ってみたけれど、どうにもアタリが遠いから、尻尾を巻いて岬に移動する。
するとそこへ、地元のSHOP店長が合流。ならんで釣りをすることにして、ボクは再び
シャックフライを結んだ。ボク独りなら沈めて釣っちゃおうかと思っていたところだったけど
二人なら心強い。前使っていたシャックパターンのマイナーチューンを施したハリを選択し
ライズに向かってシュート。今度はカーブシャンクに巻いたエクステンド系のシャックフライ。
すると、さっきまでの沈黙が嘘のように、すぐに水面が割れた。
どうやらこの日のマスは、それらしいシルエットよりも水面直下で漂うやわらかな質感が
スイッチとなっていたようで、その後はコンスタントにロッドが曲がった。前回(といっても
2週前)はシルエットがしっかり出るフライの方が反応が良かったから、またまた迷宮に
入り込んだカンジ。はたして、出口はあるのだろうか?
シャックフライを投げ通した、秋の一日。次回の休みまではまたまた“暗い人”になって
夜な夜な抜け殻フライを巻くことになるだろう。
ちっぽけなムシの抜け殻に想いを巡らせ、シコシコと毛鉤を創る独り遊び。
巻き上がった毛鉤をニヤニヤと鑑賞してから、そっとBOXに忍ばせる。
自分なりのアイデアを其処彼処にちりばめて、独り悦にひたる日々。
傍から見れば、かなり危ない人かもしれません。
『釣師とは・・輝かしい川岸に立つ、暗い人』と言ったのは
故開高健氏だったかな。・・・・・・なんとなく、わかるなぁ・・・。
今週の休日はやっと晴れた。BOXに抜け殻のフライをいっぱいに詰め込んで
お目当ての管理釣り場へ走りました。思うように釣りに行けなかったここしばらくの
反動からか、試したいフライが満載の今回の釣り。タイイング中に想い描いた妄想を
現実のモノとするために、当然鼻息も荒くアクセルを踏み込んで、あっという間に
現地到着~。
放射冷却の影響で、ずいぶん気温が低い。一枚余分に着込んでから、ロッドを継いだ。
まずは手堅く、実績のあるシャックパターンを結ぶ。岸際のライズに狙いを定めて
ロールキャストでプレゼンしてみる。フライが着水して1、2、3・・・よしっ!喰った!!
早々のキャッチに気分を良くしたものの、そのあとがなかなか続かない。放射冷却で
岸際&浅場の水温が下がりすぎたためか、いつもより岸際で起こるライズが少ない。
その分、少し沖目ではライズがあるのだけれど、バックがとれない場所だからライズ
地点まではどうにもフライを届けられない。稀に起こる投射可能エリア内のライズに
自信満々だったハズの新作シャックフライで狙ってみたけれど、ことごとく無視される。
あ~あ、ヘコむなぁ・・・。
今回のシャックフライは大きさとシルエットに拘って巻いてみた。そのため、水面直下で
ユラユラ漂う軟らかな質感や、シャックならではの透明感などはあまり考慮していない。
というのも、この管理釣り場は写真の通りのマッディーな水色ですから、水面下にいる
マスたちからもフライがある程度見えるように、あえて光を透過させない素材を選んで
巻いてみた。でもマスたちは、ボクの想像をはるかに超える目の良さでフライを見破る。
それが証拠に、リーダーとティペットの結び目には何度も喰ってきた=リーダーと
ティペットの結び目がマスたちにはしっかりと見えているという事実。
恐るべし・・・、マスの目ヂカラ。
2時間ほど頑張ってみたけれど、どうにもアタリが遠いから、尻尾を巻いて岬に移動する。
するとそこへ、地元のSHOP店長が合流。ならんで釣りをすることにして、ボクは再び
シャックフライを結んだ。ボク独りなら沈めて釣っちゃおうかと思っていたところだったけど
二人なら心強い。前使っていたシャックパターンのマイナーチューンを施したハリを選択し
ライズに向かってシュート。今度はカーブシャンクに巻いたエクステンド系のシャックフライ。
すると、さっきまでの沈黙が嘘のように、すぐに水面が割れた。
どうやらこの日のマスは、それらしいシルエットよりも水面直下で漂うやわらかな質感が
スイッチとなっていたようで、その後はコンスタントにロッドが曲がった。前回(といっても
2週前)はシルエットがしっかり出るフライの方が反応が良かったから、またまた迷宮に
入り込んだカンジ。はたして、出口はあるのだろうか?
シャックフライを投げ通した、秋の一日。次回の休みまではまたまた“暗い人”になって
夜な夜な抜け殻フライを巻くことになるだろう。
by ita-gon
| 2008-11-06 22:36
| # Fishing Report