Cinnamon ♪ at Apr.14.2008
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2008年 04月 15日
見頃を過ぎた桜をあとにして、国道41号線を川沿いに上っていく。
まるで季節を逆戻りしているかのような景色が、フロントガラスに写る。
そうして家を出てから1時間ちょっと。ようやく今年の桜前線を追い抜いた。
ほぼ2週間ぶりとなった、蒲田へと続くこの道。
先週来れなかっただけなのに、なんだかとても新鮮だ。
雪シロは出ていないかな?ハッチは変わっていないかな?今日の天気は?・・・
2週間ぶりなので、心配事も色々あるけれど・・・
迷わず行けよ、行けば分かるさっ!
今回はシナモン系のカディスパターンをたくさん準備してきた。4月初めの釣行で
これまで手も足も出なかったシマトビゲラ類へのライズが獲れたことに気を良くして
シコシコと改良版を巻き貯めていた。本流シーズンが始まる前に、なんとしてでも
このパターンを熟成させたいし、シマトビゲラ類へのライズに対する自信も深めたい。
そんな思惑を胸に秘めて、一路蒲田を目指します。
前日の雨の影響で、若干水が高いこの日の高原&蒲田。かなり下のほうから流れを
覗き覗き、蒲田に到着しました。まずは蒲田でやってみて、状況によっては大移動を
考えるつもりで支度を進めます。エリアに数箇所ある取水&放水口、大規模堰堤や
支流等によって、流れの状況はマチマチ。特に雨の後ともなると・・・。数箇所流れを
見てまわり、前回調子の良かったエリアで、まずは竿を出してみることにしました。
濁りはそれほどひどくないものの、この場所も若干水が高い。いつもなら楽に流せる
対岸寄りの流れも、この日はかなり苦労します。手の届かない奥の流れはひとまず
置いておいて、確実に流せる流れをキッチリと攻めるように修正して、釣り上ります。
かなり丁寧に攻めて、なんとか1匹。2週間ぶりとなるヤマメとの再開にホッと一安心。
しかし、後が続きません。反応はそれなりにあるものの、かなりシビアな状況です。
フライを交換してみたり、ティペットを長く、細くしてみたりとアレコレ試してみるものの
どれも今ひとつ。八方、手を尽くしてもダメ。こんなときは・・・休憩、休憩。
前日まで同じ流れに立たれていたkouさんのアドバイスを思い出し、次なる作戦を
考えていると、ずいぶんと低い雲が迫ってきました。あれよ、あれよという間に頭上を
覆い、ポツポツと雨が落ちてきます。すると、それが合図だったかのように、流れの
あちらこちらで飛沫が起こります。辺りをよく見るとオオマダラにオオクマ、ナミヒラタに
エルモン、マエグロ、フタバ、シロハラ・・・。一斉にハッチが始まりました。半信半疑で
シロハラのパターンを結び、ライズにむかって流し込むとイッパツで喰ってくれます。
5分ほどの通り雨でしたが、その後小一時間、虫が乱舞し、サカナも饗宴状態。
ついでにボクも狂乱状態。7~9寸のヤマメを1投1尾で楽しみ、気分も上々です。
こんな条件ならば・・・頭の中の数少ない引出しをひっくり返し、ひと区間上の流れを
攻めてみることにしました。途中の流れでも一切竿を振らず、目的のエリアまで黙々と
歩きます。入り口のプールに差し掛かるころには、先ほどの通り雨がウソのように
陽まで差してきました。
プールを覗くと、水面でシナモン色のカディスがせわしなく水を叩いています。
次の瞬間、飛沫が上がり、カディスが消えた。こみ上げてくる笑みを噛み殺しながら
フライを交換し、次なる飛沫を待ちます。同じ場所でまたライズ。ポジションをやや
下手に調整し、タイミングを計ってフライを水面にそっと置きます。
50cmほどフライが流れたところで、イメージ通りに水面が割れました。サイズは25、
6cmってところでしたが、丸々と太ったキレイなイワナ。コガタシマトビゲラをいっぱい
喰っていました。
陽が差し始めると反応は超シビア。増水や濁りに右往左往しながらも、小型カディスの
パターンで数尾のヤマメを追加することができました。まだまだ改良すべき点もたくさん
あるので、本流のシーズンが始まる前になんとか修正したいと思います。
それにしても、カディスを喰い始めたサカナたちは丸々と太っていて、ヒキも格段に
強くなっている感じだし、次回からの釣行が益々楽しみとなった今回の釣り。
目を閉じると、まだライズが・・・。
・・・・・・かなり重症です。
まるで季節を逆戻りしているかのような景色が、フロントガラスに写る。
そうして家を出てから1時間ちょっと。ようやく今年の桜前線を追い抜いた。
ほぼ2週間ぶりとなった、蒲田へと続くこの道。
先週来れなかっただけなのに、なんだかとても新鮮だ。
雪シロは出ていないかな?ハッチは変わっていないかな?今日の天気は?・・・
2週間ぶりなので、心配事も色々あるけれど・・・
迷わず行けよ、行けば分かるさっ!
今回はシナモン系のカディスパターンをたくさん準備してきた。4月初めの釣行で
これまで手も足も出なかったシマトビゲラ類へのライズが獲れたことに気を良くして
シコシコと改良版を巻き貯めていた。本流シーズンが始まる前に、なんとしてでも
このパターンを熟成させたいし、シマトビゲラ類へのライズに対する自信も深めたい。
そんな思惑を胸に秘めて、一路蒲田を目指します。
前日の雨の影響で、若干水が高いこの日の高原&蒲田。かなり下のほうから流れを
覗き覗き、蒲田に到着しました。まずは蒲田でやってみて、状況によっては大移動を
考えるつもりで支度を進めます。エリアに数箇所ある取水&放水口、大規模堰堤や
支流等によって、流れの状況はマチマチ。特に雨の後ともなると・・・。数箇所流れを
見てまわり、前回調子の良かったエリアで、まずは竿を出してみることにしました。
濁りはそれほどひどくないものの、この場所も若干水が高い。いつもなら楽に流せる
対岸寄りの流れも、この日はかなり苦労します。手の届かない奥の流れはひとまず
置いておいて、確実に流せる流れをキッチリと攻めるように修正して、釣り上ります。
かなり丁寧に攻めて、なんとか1匹。2週間ぶりとなるヤマメとの再開にホッと一安心。
しかし、後が続きません。反応はそれなりにあるものの、かなりシビアな状況です。
フライを交換してみたり、ティペットを長く、細くしてみたりとアレコレ試してみるものの
どれも今ひとつ。八方、手を尽くしてもダメ。こんなときは・・・休憩、休憩。
前日まで同じ流れに立たれていたkouさんのアドバイスを思い出し、次なる作戦を
考えていると、ずいぶんと低い雲が迫ってきました。あれよ、あれよという間に頭上を
覆い、ポツポツと雨が落ちてきます。すると、それが合図だったかのように、流れの
あちらこちらで飛沫が起こります。辺りをよく見るとオオマダラにオオクマ、ナミヒラタに
エルモン、マエグロ、フタバ、シロハラ・・・。一斉にハッチが始まりました。半信半疑で
シロハラのパターンを結び、ライズにむかって流し込むとイッパツで喰ってくれます。
5分ほどの通り雨でしたが、その後小一時間、虫が乱舞し、サカナも饗宴状態。
ついでにボクも狂乱状態。7~9寸のヤマメを1投1尾で楽しみ、気分も上々です。
こんな条件ならば・・・頭の中の数少ない引出しをひっくり返し、ひと区間上の流れを
攻めてみることにしました。途中の流れでも一切竿を振らず、目的のエリアまで黙々と
歩きます。入り口のプールに差し掛かるころには、先ほどの通り雨がウソのように
陽まで差してきました。
プールを覗くと、水面でシナモン色のカディスがせわしなく水を叩いています。
次の瞬間、飛沫が上がり、カディスが消えた。こみ上げてくる笑みを噛み殺しながら
フライを交換し、次なる飛沫を待ちます。同じ場所でまたライズ。ポジションをやや
下手に調整し、タイミングを計ってフライを水面にそっと置きます。
50cmほどフライが流れたところで、イメージ通りに水面が割れました。サイズは25、
6cmってところでしたが、丸々と太ったキレイなイワナ。コガタシマトビゲラをいっぱい
喰っていました。
陽が差し始めると反応は超シビア。増水や濁りに右往左往しながらも、小型カディスの
パターンで数尾のヤマメを追加することができました。まだまだ改良すべき点もたくさん
あるので、本流のシーズンが始まる前になんとか修正したいと思います。
それにしても、カディスを喰い始めたサカナたちは丸々と太っていて、ヒキも格段に
強くなっている感じだし、次回からの釣行が益々楽しみとなった今回の釣り。
目を閉じると、まだライズが・・・。
・・・・・・かなり重症です。
by ita-gon
| 2008-04-15 19:51
| # Fishing Report