Anytime Manytimes ♪ at Mar.07.2008
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2008年 03月 08日
夢のように楽しかった解禁釣行から、はや数日。
仕事していても、タイイングしていても、夜眠るときにも
目を閉じればすぐに解禁を過ごしたあの川が流れ出し
もう、いてもたってもいられなくなる。
待ちに待っていた休みの日は、今回も釣りに出かけます。
数人で楽しんだ前回の釣りとは違って、今回は単独の釣行。僕自身、いくつも
抱えている課題の克服にはもってこいの今回の釣行です。フライも短期間で
準備を済ませたし、いよいよ今シーズンの“修行モード”のスイッチが入ります。
単独で走る道中はお気に入りのミュージックをガンガンに流し、心身ともに
充実した状態で蒲田に到着。この日の蒲田は、雪のち晴れwith強風のまさに
早春の蒲田らしい天候。まずは第一の課題であるプールに向けて出発です。
予想通りの時間帯にハッチが始まる。ライズを狙いたい場所には先行者がいて
少々下手からのスタートとなりました。システムをセットし、フライを結んで水面を
注意深く観察する。虫が流れ始めて10分ほど待っただろうか。ようやく水面で
波紋が生まれ始めました。普通の渓なら「おっしゃ!いただき~!!」となる
場面だが、なんといってもここは蒲田川。右手から流れてくる流れ&左後方から
容赦なく吹きつける強い風。しかも解禁間もない時期とはいえ、毎日大勢の
手練が繰り返しフライを流すものだから、サカナも猜疑心の塊になっていて
繊細なフライパターンにしか反応してくれないし・・・。
まさに“修行”にはうってつけのシチュエーションが整っています。
手始めに、比較的安定してライズを繰り返している1匹に狙いを定め、キャストの
タイミングを計ります。対岸ギリギリの泡筋よりも内側でのライズなので、距離も
近めで狙い易そう。でも手前には反転流があり、キャスティングは少々やっかいだ。
何回かのキャストでようやく思い通りのカタチにラインが置け、息を殺すこと数秒。
ゆっくりフライを咥えてくれたのは待望のヤマメでした。色白で引き締まった
ボディーに、しばしウットリします。
フライをドレッシングして次のライズを物色していると、上手にいたフライマンが
移動していきました。すかさず上手に入り、周囲を観察してみると、良いサイズの
ヤマメが下から急浮上して水面を流れるカゲロウを喰っています。心臓はバクバク
手元はブルブル、足はガクガクしながらポジションを変更し、いざ勝負。風と流れの
影響で、なかなか思うようには流せません。時折手を休めて落ち着いてみるものの
ライズが繰り返し起きるたびに、気ばかりが焦ります。「もう、ダメかも・・・」と
思った瞬間、やっとフライがキレイに流れました。すると下から黒い影が出てきて
フライをパクリ。しっかりとアワセを入れますが、サカナは強い流れにまっしぐら。
ロッドを強く支えますが、どうすることもできずに8Xのティペットが切れちゃいました。
逃がしたサカナは大きいと言いますが、ホントにデカかった(涙)。
気持ちを入れなおし、釣り上がりに作戦変更してみても、平日とは思えないくらいの
大勢の釣り人になかなかペースが掴めず、一旦川から上がることにしました。
遅めの昼食をとり、次なる作戦を考えます。アルプス広場ではお昼前から晴れて
陽が差していたのですが、上流の方はずっと雲がかかって暗いまま。
もしかして・・・雪?そしたらエルモンが出ているかも・・・。甘い期待を胸に
上流部へと移動してみます。
昨年開通したトンネルを抜けると、そこはもう雪国。小雪がちらつき、車も少ない。
急いで支度をして川に降りてみると、ライズまで見られる。流れの辺に目をやると
羽化したばかりのエルモンがクニャクニャと泳いでいる。ひとりでに湧いてくる笑みを
噛み殺し、釣りを始めてみるが、やっぱり自然と顔がニヤけてしまう。
思うようにならないプールでの釣りの鬱憤を晴らすかのように、夕刻までエルモンの
釣りを楽しみました。
まだまだ課題が多いボクの釣り。一つ一つコツコツと、丁寧に課題を克服しなくてはと
感じた今回の釣りでした。今シーズンもアチコチの渓で修行しようと誓った帰り道。
お気に入りのミュージックもちょっとだけ切なく聴こえました。
仕事していても、タイイングしていても、夜眠るときにも
目を閉じればすぐに解禁を過ごしたあの川が流れ出し
もう、いてもたってもいられなくなる。
待ちに待っていた休みの日は、今回も釣りに出かけます。
数人で楽しんだ前回の釣りとは違って、今回は単独の釣行。僕自身、いくつも
抱えている課題の克服にはもってこいの今回の釣行です。フライも短期間で
準備を済ませたし、いよいよ今シーズンの“修行モード”のスイッチが入ります。
単独で走る道中はお気に入りのミュージックをガンガンに流し、心身ともに
充実した状態で蒲田に到着。この日の蒲田は、雪のち晴れwith強風のまさに
早春の蒲田らしい天候。まずは第一の課題であるプールに向けて出発です。
予想通りの時間帯にハッチが始まる。ライズを狙いたい場所には先行者がいて
少々下手からのスタートとなりました。システムをセットし、フライを結んで水面を
注意深く観察する。虫が流れ始めて10分ほど待っただろうか。ようやく水面で
波紋が生まれ始めました。普通の渓なら「おっしゃ!いただき~!!」となる
場面だが、なんといってもここは蒲田川。右手から流れてくる流れ&左後方から
容赦なく吹きつける強い風。しかも解禁間もない時期とはいえ、毎日大勢の
手練が繰り返しフライを流すものだから、サカナも猜疑心の塊になっていて
繊細なフライパターンにしか反応してくれないし・・・。
まさに“修行”にはうってつけのシチュエーションが整っています。
手始めに、比較的安定してライズを繰り返している1匹に狙いを定め、キャストの
タイミングを計ります。対岸ギリギリの泡筋よりも内側でのライズなので、距離も
近めで狙い易そう。でも手前には反転流があり、キャスティングは少々やっかいだ。
何回かのキャストでようやく思い通りのカタチにラインが置け、息を殺すこと数秒。
ゆっくりフライを咥えてくれたのは待望のヤマメでした。色白で引き締まった
ボディーに、しばしウットリします。
フライをドレッシングして次のライズを物色していると、上手にいたフライマンが
移動していきました。すかさず上手に入り、周囲を観察してみると、良いサイズの
ヤマメが下から急浮上して水面を流れるカゲロウを喰っています。心臓はバクバク
手元はブルブル、足はガクガクしながらポジションを変更し、いざ勝負。風と流れの
影響で、なかなか思うようには流せません。時折手を休めて落ち着いてみるものの
ライズが繰り返し起きるたびに、気ばかりが焦ります。「もう、ダメかも・・・」と
思った瞬間、やっとフライがキレイに流れました。すると下から黒い影が出てきて
フライをパクリ。しっかりとアワセを入れますが、サカナは強い流れにまっしぐら。
ロッドを強く支えますが、どうすることもできずに8Xのティペットが切れちゃいました。
逃がしたサカナは大きいと言いますが、ホントにデカかった(涙)。
気持ちを入れなおし、釣り上がりに作戦変更してみても、平日とは思えないくらいの
大勢の釣り人になかなかペースが掴めず、一旦川から上がることにしました。
遅めの昼食をとり、次なる作戦を考えます。アルプス広場ではお昼前から晴れて
陽が差していたのですが、上流の方はずっと雲がかかって暗いまま。
もしかして・・・雪?そしたらエルモンが出ているかも・・・。甘い期待を胸に
上流部へと移動してみます。
昨年開通したトンネルを抜けると、そこはもう雪国。小雪がちらつき、車も少ない。
急いで支度をして川に降りてみると、ライズまで見られる。流れの辺に目をやると
羽化したばかりのエルモンがクニャクニャと泳いでいる。ひとりでに湧いてくる笑みを
噛み殺し、釣りを始めてみるが、やっぱり自然と顔がニヤけてしまう。
思うようにならないプールでの釣りの鬱憤を晴らすかのように、夕刻までエルモンの
釣りを楽しみました。
まだまだ課題が多いボクの釣り。一つ一つコツコツと、丁寧に課題を克服しなくてはと
感じた今回の釣りでした。今シーズンもアチコチの渓で修行しようと誓った帰り道。
お気に入りのミュージックもちょっとだけ切なく聴こえました。
by ita-gon
| 2008-03-08 22:11
| # Fishing Report