Watermark / Apr.01.2010
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2010年 04月 02日
解禁から、もうひと月が過ぎた。
明らかに異常といえる季節の中で、3月は延べ6日間、川に立った。
サカナが釣れた、釣れなかったという結果よりも
春の蒲田川らしい釣りがなかなかできない
そんなもどかしさだけが残る3月だった。
けれど・・・
本来、あるがままの自然の中で楽しむ魚釣り。同じ日は二度とないからこそ
その一日を大切に、純粋に楽しむことができるのだろう。
以前の良かった記憶に囚われて、その通りにコトが運ばなかったとしても
それはそれ。釣りの面白さ、奥深さは永久不変のものだから、曇りかけた
気持ちをスッキリとリセットして、4月の釣りを楽しむことにしよう!
とはいえ、濁流で釣りにならない日も多い今シーズンだから、事前情報や天気予報も
入念にチェックしておかなければならない。ボクの次の休日は・・・イイかもしれない。
世間では新しい年度の初日。ボクの気持ちもリセット済みだから、道中も清々しい。
この日は午後から雨予報なので、午前に勝負をかけるつもりで先を急いだ。
いくつかのプランを持ってクルマを進め、駐車エリアに到着。あれ?このクルマは・・
やっぱりkouさんだ。すぐに電話を入れると、「考えることは一緒だねぇ(笑)」と。
「ライズは無いけど流せば出るよ」とのアドバイスをいただき、別の区間から入渓。
さぁ、目いっぱい今日の釣りを楽しもう!!
数日前から水位は下がっているものの、水温は意外に低い。ずっと降り続いている小雨が
少々鬱陶しいが、あるがままに楽しむべし、そう自分に言い聞かせ、少し大振りなハリで
瀬脇や巻き返しを打っていく。けれど、たまに反応するサカナは皆、直前でUターン。
やれやれ。雨降りだからと敬遠していた#20のCDCパターンを結び、慎重にキャスト。
今度はがっぷりとヤマメが喰いついた。
同様のパターンで数尾のヤマメとイワナをキャッチし、気分は上々。ゆっくりと退渓点まで
進むと、プールに釣り人の姿が見えた。もしかして、あの方は・・・WatchettのHSさんだ。
HSさんはボクたち地方のフライマンにとっては、フライの神様みたいなお方。
昨シーズンオフにはキャスティングの手ほどきをしていただき、大変お世話になりました。
対岸に渡って、ご挨拶。かぶりつきでその釣りを見ていたい衝動にも駆られましたが
HSさんもプライベートでの釣りのご様子だったから、下流から上がってこられるkouさんを
待って、次のプランを実行することにします。
増水を伴わない、早春の暖かい小雨
これまでに数度経験した、蒲田川での良い釣りができた条件通りの日。
けれどこの日は・・・水温の影響からだろうか、ハッチが薄い。ちらほらと虫も見えるが
以前の様子とはちょっと違う。3月のボクならば凹んだり、諦めてたかもしれませんが
この日はポジティブ・シンキング。もうひとつ練っていたプランをkouさんに話し
偵察だけでもとクルマを走らせてみることにしました。
辿り着いたフラット。水温は低めでしたが、水面から溢れる生命感はまるで別物。
フワフワとコカゲロウが飛び立ち、パタパタとクロカワゲラが波紋をつくっている。
次の瞬間、荒々しく水面が割れ、大きな飛沫が上がった。・・・ビンゴ!
はやる気持ちを抑えながら、できるだけ華奢に巻いたコカゲパターンを流してみる。
大きな沈み石の前で起きた波紋にそっと流し込むと、待っていた波紋が生まれた。
ひとつ掛けては、選手交替。お互いに数尾の砲弾ヤマメを手にし、笑みを交わす。
同じようなポイントに目星をつけ、再び移動することにします。こんなお天気ならば
まだしばらくはコカゲが出続けるだろうとの読み。すると、移動途中でkouさんの車が
急停車。「あそこの流れ、気にならない?」
行きましょう、行きましょう。やってみなければ、なんとも言えませんからね~と
足取りも軽い。先に水辺に辿り着いたkouさんの視線が、水面に突き刺さっていた。
先ほどのフラットよりも、はるかに激しいライズ確認。さすがkouさん。
さぁ、釣りましょう!!
こんな日もあるから、釣りはやめられない。心配していた雨も、コカゲロウの
ダラダラとしたハッチにつながり、恵みの雨になってくれたようだ。
とはいえ、良いライズに出逢えても、そのライズの主を確実に手にするスキルが
ボクにはまだまだ足りていないことも充分に気づかせてくれた一日。
次回の休日まで・・・また忙しく時を過ごすことになりそうだ。
明らかに異常といえる季節の中で、3月は延べ6日間、川に立った。
サカナが釣れた、釣れなかったという結果よりも
春の蒲田川らしい釣りがなかなかできない
そんなもどかしさだけが残る3月だった。
けれど・・・
本来、あるがままの自然の中で楽しむ魚釣り。同じ日は二度とないからこそ
その一日を大切に、純粋に楽しむことができるのだろう。
以前の良かった記憶に囚われて、その通りにコトが運ばなかったとしても
それはそれ。釣りの面白さ、奥深さは永久不変のものだから、曇りかけた
気持ちをスッキリとリセットして、4月の釣りを楽しむことにしよう!
とはいえ、濁流で釣りにならない日も多い今シーズンだから、事前情報や天気予報も
入念にチェックしておかなければならない。ボクの次の休日は・・・イイかもしれない。
世間では新しい年度の初日。ボクの気持ちもリセット済みだから、道中も清々しい。
この日は午後から雨予報なので、午前に勝負をかけるつもりで先を急いだ。
いくつかのプランを持ってクルマを進め、駐車エリアに到着。あれ?このクルマは・・
やっぱりkouさんだ。すぐに電話を入れると、「考えることは一緒だねぇ(笑)」と。
「ライズは無いけど流せば出るよ」とのアドバイスをいただき、別の区間から入渓。
さぁ、目いっぱい今日の釣りを楽しもう!!
数日前から水位は下がっているものの、水温は意外に低い。ずっと降り続いている小雨が
少々鬱陶しいが、あるがままに楽しむべし、そう自分に言い聞かせ、少し大振りなハリで
瀬脇や巻き返しを打っていく。けれど、たまに反応するサカナは皆、直前でUターン。
やれやれ。雨降りだからと敬遠していた#20のCDCパターンを結び、慎重にキャスト。
今度はがっぷりとヤマメが喰いついた。
同様のパターンで数尾のヤマメとイワナをキャッチし、気分は上々。ゆっくりと退渓点まで
進むと、プールに釣り人の姿が見えた。もしかして、あの方は・・・WatchettのHSさんだ。
HSさんはボクたち地方のフライマンにとっては、フライの神様みたいなお方。
昨シーズンオフにはキャスティングの手ほどきをしていただき、大変お世話になりました。
対岸に渡って、ご挨拶。かぶりつきでその釣りを見ていたい衝動にも駆られましたが
HSさんもプライベートでの釣りのご様子だったから、下流から上がってこられるkouさんを
待って、次のプランを実行することにします。
増水を伴わない、早春の暖かい小雨
これまでに数度経験した、蒲田川での良い釣りができた条件通りの日。
けれどこの日は・・・水温の影響からだろうか、ハッチが薄い。ちらほらと虫も見えるが
以前の様子とはちょっと違う。3月のボクならば凹んだり、諦めてたかもしれませんが
この日はポジティブ・シンキング。もうひとつ練っていたプランをkouさんに話し
偵察だけでもとクルマを走らせてみることにしました。
辿り着いたフラット。水温は低めでしたが、水面から溢れる生命感はまるで別物。
フワフワとコカゲロウが飛び立ち、パタパタとクロカワゲラが波紋をつくっている。
次の瞬間、荒々しく水面が割れ、大きな飛沫が上がった。・・・ビンゴ!
はやる気持ちを抑えながら、できるだけ華奢に巻いたコカゲパターンを流してみる。
大きな沈み石の前で起きた波紋にそっと流し込むと、待っていた波紋が生まれた。
ひとつ掛けては、選手交替。お互いに数尾の砲弾ヤマメを手にし、笑みを交わす。
同じようなポイントに目星をつけ、再び移動することにします。こんなお天気ならば
まだしばらくはコカゲが出続けるだろうとの読み。すると、移動途中でkouさんの車が
急停車。「あそこの流れ、気にならない?」
行きましょう、行きましょう。やってみなければ、なんとも言えませんからね~と
足取りも軽い。先に水辺に辿り着いたkouさんの視線が、水面に突き刺さっていた。
先ほどのフラットよりも、はるかに激しいライズ確認。さすがkouさん。
さぁ、釣りましょう!!
こんな日もあるから、釣りはやめられない。心配していた雨も、コカゲロウの
ダラダラとしたハッチにつながり、恵みの雨になってくれたようだ。
とはいえ、良いライズに出逢えても、そのライズの主を確実に手にするスキルが
ボクにはまだまだ足りていないことも充分に気づかせてくれた一日。
次回の休日まで・・・また忙しく時を過ごすことになりそうだ。
by ita-gon
| 2010-04-02 21:29
| # Fishing Report